年齢を重ねるにつれて、ファッションも落ち着きが出てくる30代以上の男性。
でも、「シンプルすぎて地味になってしまう…」なんてお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
そんな時こそ、配色にメリハリをつけたスタイルで、大人らしい品格と個性を引き立てるのがポイントです!
今回は、30代以上の男性が簡単に取り入れられる「メリハリ配色」を作るための2大ポイントをわかりやすくご紹介します!
メリハリをつけるメリットとは?
まず、色彩の対比によって生じる効果について考えてみましょう。
対比を生み出すことで、色彩同士が相互に際立ち、洗練された印象を与えることができます。
例えば、写真で言えば、ピントの合った被写体が背景から際立って見えるのと同じように、
色彩の対比があると、目に留まりやすくなります。
こうした対比は、人々にとって魅力的で見やすいものとなります。
したがって、色彩の対比を意識することで、周囲からの視線を引き付け、より洗練された印象を与えることができます。
では、具体的にはどのようにして色彩の対比を生み出すのでしょうか?
そのポイントは2つあります。
メリハリをつけるポイント①:暖色と寒色
まず最初のポイントは、暖色と寒色の組み合わせによるメリハリです。
暖色は温かみを感じさせる色で、代表的なものに赤、オレンジ、黄色があります。
一方、寒色は冷たさや涼しさを感じさせる色で、青系の色が代表的です。
これらの対照的な色をコーディネートに取り入れることで、メリハリのあるスタイリングを実現できます。
例えば、ネイビーのベースにイエローを加えたコーディネートが挙げられます。
ネイビーが暖色で、イエローが寒色となり、色彩の対比がメリハリを生み出しています。
他にも、ネイビーとオレンジ、ネイビーとベージュ、ブラウンとネイビーなど、暖色と寒色を1色ずつ組み合わせてみてください。
このようにすることで、色彩の対比を活かしたメリハリのあるスタイリングが可能となります。
ただし、注意すべき点として、あまり鮮やかすぎる色の組み合わせは避ける必要があります。
鮮やかな色同士はお互いに主張が強く、コーディネートが乱雑に見える可能性が高いです。
そのため、黄色やオレンジなどの明るい色を使う際には、落ち着いた色調を選ぶことが重要です。
メリハリをつけるポイント②:明るさと暗さ
次に、2番目のポイントは、「色明度でコントラストをつける」ということです。
具体例として、白と黒を考えてみましょう。
白は色の中で最も明るい色であり、黒は最も暗い色です。
これらの色を組み合わせることで、明るさと暗さがはっきりと対比され、コーディネートにメリハリが生まれます。
また、有彩色でも同様に、色明度を利用したメリハリのあるコーディネートを構築することが可能です。
たとえば、色相環を考えると、明るい色や暗い色、中間色といった様々なトーンが存在します。
このうち上部にある色が明るく、下部にある色が暗い色相になります。
これらの色相をコーディネートに取り入れると、暗い色と明るい色の組み合わせによるメリハリが生まれます。
具体例として、ダークネイビーとペールトーンのブルー、または暗いダークブラウンと明るいベージュを組み合わせることで、メリハリのあるコーディネートが実現できます。
このような配色の利点は、同系色でもメリハリのある組み合わせが可能であることです。
先ほどの例で挙げたように、同系色を組み合わせる場合でも、色明度を極端に変化させることで、統一感とメリハリを同時に生み出すことができます。
ただし、注意すべき点は、暗い色の面積を大きくすることです。
先ほどのコーディネートを見ていただくと、暗い色がベースとなり、明るい色が一部で使用されています。
このようにすることで、コーディネートのバランスを取りやすくなりますので、ぜひ試してみてください。
今回は、色の明度を利用してメリハリをつけるテクニックを紹介しました。
色の明度を組み合わせることで、メリハリが生まれるので、ぜひ参考にしてみてください。