今回の記事では、初心者のメンズファッションにおけるNGアイテムについて、具体的な事例を交えながら紹介します。
「オシャレなアイテムってどんなものだろう？」と考えるのは少し難しいかもしれませんが、「こういったアイテムはNG」というのは伝えやすいです。
今日は、NGアイテムを理解してもらい、それらを避けてもらうことを目的としています。
また、正解のアイテムも同時に紹介して、メンズファッションの基本をシェアしていきます。
アクセントを入れた白いボタンダウンシャツ
1つ目のNGアイテムは、アクセントが入った白いボタンダウンシャツです。
例えば、ボタンが黒かったり、黒いパイピングが施されているシャツなど、アクセントが用いられているものはNGです。
一見オシャレに感じるかもしれませんが、実はこういったシャツはオシャレな人は基本的に選びません。
シンプルな白いボタンダウンシャツは退屈に見えることがあります。そのため、ボタンの色を変えたり、縁取りをつけたりすることでアクセントを加えようとしますが、こうしたディテールが安っぽく見えたり、チャラく見えたりすることがあります。
選ぶのであれば、王道の白いボタンで縫い糸も白くシンプルなものを選ぶ方が、大人の男性には似合いやすいです。
ボタンダウンシャツを好んで着る人は多いですが、オシャレを楽しむ際にいつも通りのシャツではなく、あえて変わったデザインを選ぶ方がオシャレだと感じてしまうことがあります。
特に女性が旦那や彼氏にこういったシャツをプレゼントすることが多いですが、実際にはコーディネートしづらく、素敵に見えないことが多いです。
なるべく避けるようにしましょう！
ビジネスカジュアルやクールビズの場面で、こういったシャツを着ている人は多いと思います。クローゼットに縫い糸やボタンに変化のあるシャツがある場合は、手放すようにしましょう。
七部丈のカーディガン
2つ目のNGアイテムは、七分丈のカーディガンです。
これは春夏に多く出回りますが、あまり素敵には見えません。
正統派の普通の長袖カーディガンを買った方が良いでしょう。
もし暑い場合は、袖をたくし上げたり、まくったりして体温調整をするのが良いです。
七分丈のアイテムは基本的に使わない方が良いと思います。
ボトムスも中途半端な丈は避けて、フルレングスか九分丈を選ぶようにしましょう。
また、先ほどのシャツ同様に黒い縁取りなどがあるカーディガンも危険で、オシャレに見せようとする意図が逆にダサく見えることがあります。
こういったカーディガンは学生さんが着ることが多いですが、大人になってからも着ている人が多いので、避けるようにしましょう。
「目に見えてオシャレしているぞ！」というアピールは、なるべく避けた方が良いということを覚えておいてください。
派手すぎるパーカー
3つ目のNGアイテムは、派手すぎるパーカーです。
ここ数年、パーカーが再評価されており、オシャレな人でもパーカーを着ている人が非常に多いです。
私もいくつかパーカーを持っていますが、オシャレな人が着ているパーカーと、そうでない人が着ているパーカーには明確な違いがあります。
オシャレな人は、なるべくシンプルなパーカーを選びます。
黒やネイビー、ホワイトなど、単色で柄やプリントがないものを選ぶことが多いです。
パーカーというカジュアルなアイテムに、さらに色や柄を加えると、より子供っぽく見えてしまいます。
そのため、パーカーを選ぶ際は、とことんシンプルなものを選ぶのが条件です。
絶対に避けた方が良いのは、フードがチェック柄になっているものや、パイピングが入っているものなど、無駄な装飾が入っているパーカーです。これらはダサく見えてしまうので、避けるようにしましょう。
柄物のセーター
続いてはセーターですが、派手な配色を使った柄物のセーターもNGです。
こういったセーターを着ている人も多く、アクセントや柄が入ってオシャレに見えるかもしれませんが、コーディネートがかなり難しいです。一箇所に視線が集中し、「またあのニット着ているな」という印象に残りやすいため、避けた方が良いです。
柄物は使うのが難しく、ファッション初心者はなるべく手を出さない方が無難です。
もし柄物を使うのであれば、シンプルな白とネイビーのボーダー柄などにしてください。
派手な色やチェック柄など、インパクトが強いものは後回しにしましょう。
原色のダウン
次は原色のダウンです。
寒くなるとダウンを着る人が多いと思います。ユニクロのダウンなどはカラーバリエーションが豊富で、薄くて着やすいので多くの方が着ていますが、赤、緑、ブルーなどの原色は合わせるのが難しいので避けた方が良いです。
一つのアイテムの主張が強いと、そこに視線が集中してしまい、着こなしにうまく調和しません。
そのため、こういった色の強いアイテムは避けるようにしましょう。
原色系のアイテムは、オシャレに慣れてから部分的に小さな面積で使うと良いでしょう。
ベージュのチノパン
次はベージュのチノパンです。
シンプルで定番なので「なぜNGなのか？」と思う人もいるかもしれませんが、ベージュのチノパンは休日の男性がよく着ているイメージが強く、どうしても野暮ったく見えがちです。
特にサイズ感がゆったりしていると、さらに野暮ったい印象になり、ぼんやりした印象になります。
そのため、まずはブラックジーンズやブルージーンズなどの濃い色で下半身を引き締めた方が、スタイルも良く見え、バランスも取りやすいです。
サイズが緩いチノパンには、くれぐれも注意してください。
もし明るい色を取り入れたいのであれば、ホワイトジーンズなどがオススメです。
主張の激しいバッグ
最後にバッグについてお話しします。
トリコロールのラインや、ネイビーと明るいブラウンの配色など、主張が強くオシャレに見えるバッグもNGです。
こうしたバッグを持つと、どうしてもチャラく見えてしまいます。
10代や20代なら似合いますが、大人の男性にはふさわしくありません。
単独でオシャレを目立たせようとするバッグには手を出さず、シンプルで王道なものを選ぶ方がバランスが取りやすいです。
ブラックやネイビーの単色のトートバッグを持つことで、大人の男性らしい雰囲気が演出されます。
まとめ
今日は、初心者のメンズファッションにおけるNGアイテムを紹介しました。
今日紹介したNGアイテムには共通点があり、『見た目はオシャレでディテールにこだわっている』という点です。
しかし、それが逆に安っぽく見えたり、チャラく見えたりするので、そういったものは避けて、大人の男性であればなるべく『ベーシックでシンプル』な定番アイテムを選ぶべきです。
そのようなアイテムは地味に見えるかもしれませんが、実際、店頭で目に留まることは少ないです。
むしろ、今日紹介したアイテムの方が目立つので、ついつい手に取りたくなるかもしれませんが、我慢して、ベーシックなアイテムを意識して選びましょう。
そのような定番アイテムで着こなしの大部分を構成し、残りの一部でアクセントを加えることが重要です。
